後藤先生は、週に2~3回、姉の治療に来てくれました。
そして「大丈夫、6月に踊れる」と断言してくれました。横にいる私達でも、この状態で
半年後の舞台に立つことは、無理だろう、夢だろうと考えていました。
どうしてこんなことが起こるのかと思うような不思議な治療を目にして、びっくりです。
先生がじかにさわることの出来ない、医療器具の中の足に両手を添えて
「足の親指動け」と後藤先生が言うと、赤紫のどす黒い色をした親指が、上下にピクピク
動き出すのです。
えっこれはいったい何なんだと、どうして?とにかく信じられない。このような状況を
いつも見ていました。
普通では考えられない【神のわざ】の治療ですが、後藤先生の並々ならぬパワーの
おかげ様で、姉の足はみるみる元気になっていきました。
私が、看病している1ヶ月あまりの間に、リハビリの先生方からも治りが早いとビックリされていました。
もちろん、根性者の姉が、ガンバル努力もありましたが、今でもあの時の姉の足は
後藤先生に一生懸命治療をして頂き【 力 】を【 パワー 】を頂いたのだと感謝
の気持ちでいっぱいです。
本当に、普通では考えられない事ですが、後藤先生の【 愛 】ある
“神わざ治療”とリハビリで、姉は事故から半年後の6月
〈 和光市舞踊協会発表会 〉で無事に舞うことが出来たのです。
リハビリの先生が、他の患者さん達に教えたいと、ビデオ持参で見に来てくれました。
舞台の横から見ていた私は、色々なことを思い出し、涙で見れませんでした。
あれから8年過ぎましたが、姉は今、82歳になりました。毎月2回 後藤先生に治療して頂き、元気で6~7回舞台に立っています。あの時先生との出会いが、姉をはじめ、
私の娘達そして私を幸せにしてくれたのだと、心から感謝しております。
これからも後藤先生にはずっと元気にいて頂き、みなさまを幸せにして頂きたいと願っております。
福岡在住 神田